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林檎を買うまでには

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【スキー・ボードに行く人必見】雪道を滑らないで走るには?初めての雪道でも滑らない走り方

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 近年、首都圏でも雪が降るようになり雪道を車で走らなければいけない場面が見られるようになりました。
雪道走行になれていないせいか、事故も多くありましたね。

 

 

警視庁によりますと2018年1月22日未明から翌日の23日朝6時頃までに東京都内で人身事故が41件、交通物件事故(当事者にケガがない事故)が約699件と一晩でこれだけの事故が起きております。

 


東北や北海道の方々は毎年の様に冬には雪が降り、雪が積もった道を走っておりますがここまでの事故件数にはなっていません。

そこで雪道の走り方、滑らないためにどうすればいいのかを知って貰いたいと思います。

 

 

雪道はなぜ滑る?

 皆さんは冷凍庫から氷を出してテーブルに落とした時に滑っていくのを見たことありますか?
道路で雪道を走っている時に滑るのもこの原理と一緒なんです。

これは氷とタイヤの間に氷が溶け出した時に出来る水膜が関係しているのです。
この水膜があるとタイヤとの摩擦係数が下がってしまい滑るようになるのです。
水膜と言うのは、別名『擬似体液層』と呼ばれており氷が溶けやすいと言われている0~-4℃の間に出来ると言われています。
なので、厳密に言いますと道路が凍っているから滑るのではなく、タイヤと道路との間にある水膜が原因なのです。

 
冬の路面や氷上ではこの水膜が路面とタイヤの間に発生する為、スリップなどを起こしてしまうのです

滑らないためには?

まずはスタッドレスタイヤを装着しましょう!


滑る原理は水膜が滑る原因と言う事がだいたいでもわかって頂けたと思います。

 

なぜスタッドレスタイヤを装着する必要があるのか?を夏用タイヤの違いを踏まえながら話していきます。

 

夏用タイヤとスタッドレスタイヤの違いは「水はけ能力」にあります。

先程滑る原因と話しました水膜は夏場でも雨天時の路面には出来ます。しかし、その水膜を除去する能力が異なってくるのです。

 

夏タイヤ水膜を弾き飛ばす

スタッドレスタイヤ水膜を吸い上げて路面と接地させる

 

簡単に言うとこうなります。

またタイヤの溝も異なってくるのです。

スタッドレスタイヤは水膜を吸い上げる為に大きな溝以外にも小さな溝が多くあります。

夏タイヤは水膜を弾き飛ばそうとするので、細かな溝は少なくする事でゴムを硬くし水を弾き飛ばしています。

両者のトレッドパターン(溝の模様)を見ると冬用か夏用かは一目瞭然ですね。

 

また、タイヤの剛性(柔らかさ)にも違いがあります。

夏タイヤは夏場の暑い路面を走ってもタイヤがフニャフニャにならない様に剛性が高められています。その為もあって水膜を弾き飛ばしながら進むことができ、スリップなどを防ぐことが出来ています。

ただ冬場は剛性の強いと路面に吸い付く事が出来ず、タイヤと路面の接地部分が減ってしまう為、滑りやすくなっています。

 

スタッドレスタイヤは逆に路面に吸い付く事が出来るようにタイヤと路面の接地面を増やすためにゴム自体が柔らかくなっています。

また、細かい溝が多くある事で水膜を弾き飛ばす事は得意ではないですが、水膜を吸い上げ路面に吸い付き易くなっています。

 

この様に同じタイヤでも滑る原因となる水膜を「弾き飛ばす」と「吸い上げる」と水膜を取り除くメカニズムに違いがあるのです!

その為、雨振りが多い夏場には「夏タイヤ」雪が降り道路が凍る事がある冬場は「スタッドレスタイヤ」が良いのです。

 


雪道を走る時の3K?


急発進

 

急ブレーキ

 

急ハンドル

 

の三つを3Kと言います。

 

急発進

交差点や一時停止などで止まりますよね。

左右の確認をしてから発進する時に滑って進めないでいる車を見た事がありませんか?

これは大半がアクセルを強く踏みすぎてタイヤが空回りしてしまい進めずに滑ってしまうのです。

 防ぐ方法として、AT車であればアクセルを踏まずにクリープ現象を用いて進んでからゆっくりアクセルを踏み込んでいくのが効果的です。

またMT車であれば1速発進ではなく、あえて2速発進にする事でゆっくりと進むことが出来るので空回りを防ぐことが出来るでしょう。

近年の車であれば、「スノーモード」と言う急発進を抑制する為の機能が付いている車もありますので付いているのであれば是非とも使われた方が安全です。

 

急ブレーキ

交差点や一時停止、停車をする際に夏場と同様にブレーキを踏み込んでしまうと滑ってしまい止まれない事があります。

また、夏場と同様に止まりたいからと言ってブレーキを踏んでもすぐに止まれずに滑ってしまい最悪の場合、前方の車にぶつかってしまうと言う事もあります。

基本的に冬場は制動距離(ブレーキをかけてから止まるまでの距離)が夏場の二倍と考えてブレーキを踏むと急ブレーキにならず止まる事が出来ます。

 

 

急ハンドル

カーブを曲がる際や追越をかける時、交差点で曲がる時なども含めて45度以上急にハンドルときると曲がれずにスリップを起こしてしまう事があります。

特に走行中の急ハンドルはスリップの原因となりますのでスマホを見ながらの運転や飲食をしながらの運転など「ながら運転」は避けた方が良いでしょう。

 

車の駆動方式

駆動方式にも種類があり、特徴などがあります。

FR

フロントエンジン・リアドライブと言われる駆動方式です。

エンジンが車両前方にありますが、駆動輪は後輪になります。

加速やコーナリングがとても自然に行える為、スポーツカーに多く使われてます。また走りの質感などが求められる高級タイプのセダン車などにも多く取り入れられております。

 

 

FF

フロントエンジン・フロントドライブと言われている駆動方式です。

現在、一般的に普及されている車の中で一番多い駆動方式といえます。

これは、エンジンと駆動輪が両方とも車の前部分・前輪であることを言います。

構造的に車を構成する部品を少なくすることが出来るので、車の軽量化が図れるのでハイブリット車などに多く用いられています。

 

4WD

四輪駆動の車の事を言います。

4つのタイヤ全て同じく駆動力を持つので、凍結していて滑りやすい路面や山道などの起伏の多い道でも安定して走行することができます。

フルタイム4WDとパートタイム4WDと言うのあり、フルタイムは名前のとおり常時4WDですがパートタイムは普段はFFまたはFRで走行し、スイッチなどで4WDへと切り替わる事をいいます。

 

雪道を走行するに当たってFF車やFR車はタイヤにかかる駆動力がそれぞれ異なっているので滑りやすい雪道では、アクセルワーク次第ですがスリップを起こしたり滑りやすい特徴があります。

4WD車は4つのタイヤ全てに同じく駆動力がかかっているのでFF車やFR車ほどスリップなどは起こしづらい特徴があります。また、悪路でも安定して走行する事が出来るので4WD車が雪道には向いているとされてます。

 

雪道でも滑らないで走るには?

・まずはスタッドレスタイヤを装着

⇒水膜を吸い上げ、路面との接地を良くする為

 

・急発進、急ブレーキ、急ハンドルをやらない、気をつける

⇒スリップなどを起こす原因となる為

 

・冬道は出来るだけ4DW車で

⇒悪路でも安定した走行性能を持っている為

 

 

さいごに

私は今回4WD車をオススメしましたが、過信は危険です。

絶対に滑らない、スリップしないと言う訳ではなくFF車、FR車よりかは比較的操作性も良い事から選ばせていただきました。

滑ってしまえば、どのような駆動方式の車であってもカウンター(ブレーキを踏まずに滑った方向と逆方向へハンドルをきる事)を当てられないと意味はないと思います。

 

第一に滑らない為にまずは3Kを気をつけていけば大丈夫だと思います。

また大前提ですがスピードを出さずに走る事が重要だと思います。

 

これからはスキーやスノーボード、スケートなどのウインタースポーツのシーズンになります。

スキー場などはどうしても雪道を走らなければいけないので、少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。