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林檎を買うまでには

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お年玉はキャッシュレスで?電子マネーで渡されるお金はお年玉か?

お年玉

 

 

こんにちは、みきです。

 

電子マネーやお財布ケータイなどで買い物などをする時に「お小遣いにお年玉も電子マネーでいいんじゃないかな・・・。」なんて考えた事はありませんか?

 

そこでキャッシュレスのメリットやデメリットを踏まえながら「キャッシュレスお年玉」はお年玉にならないのでは?と言うのを説明します。

 

なぜかと言うとこちらの記事が目に入ったからです。

 

小学校1年生へのお年玉も、小遣いも「キャッシュレス」|BIGLOBE

 

今回は実際にお年玉をあげた子の反応を元にお伝えします。

 

この記事を通して全ての場面において現金を持たないキャッシュレス化が進むと考えられる中でこれだけは無くしてはいけない「お年玉の分化」を知ってもらえると思います。

 

 

 

お年玉って何?どうやって渡す?

 そもそも「お年玉」と言うのは

 

お年玉の語源は、正月に歳神を迎えるために供えられた鏡餅がお下がりとして子供に与えられ、その餅が「御歳魂(おとしだま)」と呼ばれたことからとする説がある。また、これを年のありがたい賜物(たまもの)であるとして「年賜(としだま)」と呼ばれたことからとする説もある。

 

引用元:Wikipedia

 

そもそもが新しい年を迎える事が出来た喜びを神様にも伝えようとする行事の中で神様へ供えた物を「御歳魂」として子供へ渡していたのが語源ですね。

ですがいつの間にか神様を迎える際の供え物が「供物」ではなく「金品」へ変わってしまい、それを子供へ渡す様になって行事自体がなくなったのが現在の正月に子供へ「お年玉」を上げる行事へと変わってしまったのですね。

 

本当の所は神様に備えた物を直接渡すから「お年玉」であるんですね。

 

 

 

だったら「キャッシュレスお年玉」は「お年玉」じゃない?

本当の意味で考えると違うのでしょう。

 

でも電子マネー(キャッシュレス)にもメリット・デメリットがありますね。

 

一般的なキャッシュレスのメリット・デメリットを踏まえた上で考えてみます。

 

キャッシュレスのメリット

  • 小銭でわずらわしい思いをしなくて済む
  • お金を無くす・落とす・盗られる、と言う事が無くなる
  • 支払いをクレジット経由(電子マネーを使う)にする場合はポイントが加算されていく
  • お店で会計を素早く終わらせる事が出来る

 

などのメリットがありますね。

 

特に財布を落としたりして現金を無くしてしまう危険が無くなるのは大きいですね。また現金を持ち歩いていないので他人にお金を盗られる危険性はグッと下がります。

 

コンビニなどの買い物で端数が出た場合にも丁度の金額で支払う事が出来ますし、小銭を探して時間をかける事無くスマートにレジを済ませる事が出来るのも便利ですね。

 

キャッシュレスと言っても現金を電子マネーとしてチャージし、使う方法やクレジットカード経由で決済をする方法などに別れますが、クレジットカード経由ですと〇〇〇円で〇ポイントが付いてきます~となるので得をした気分になりますね。実際に得なのですが。

 

また、ポイントカードもスマホに連携させる事でたくさんのカードを持ち歩く事無くポイントを貯めていく事ができます。

 

こう考えていくとキャッシュレス化って凄く便利で「これだけ便利なのに何が良くない?」「お年玉だってそれいいじゃん」って言われても仕方がないかもしれませんね。

 

キャッシュレスのデメリット

  • 金銭感覚が乏しくなり使いすぎてしまう可能性がある
  • 店によっては「現金のみ」となり会計ができない可能性がある
  • 緊急で現金が必要になった時に対応できない。
  • 店によっては決済時に手数料を加算される所もある
  • お金のありがたみが薄れてしまう
  • 災害時や停電時に使用する事が出来ず、一文無し扱いになってしまう

 

一番は、お金のありがたみが薄れ無くなってしまう危険性がある事だと思います。

給料を今でも袋に入れて支払っている会社があります。ちなみに私の会社もそうです。

 

現金を手渡しで渡される事で社会人であれば「働いて得られた対価である」・「自分はこれだけのお金を貰うのに頑張ってきたのだ」と言う思いを得られますし、だからこそ自分が必死になって働き稼いだお金を「大事に使おう」と言う気持ちを持つ事が出来るのだと思います。

 

ここ数年で日本各地で地震や台風などの自然災害でライフラインが停止してしまう事がありました。停電する事でお店の決済システムが使えなくなるので必然的に現金のみの決済しかできなくなります。

いざ、銀行で現金を下ろそうとしても一帯で停電してしまうので下ろせず、何も買えないと言う事が先の北海道胆振東部地震の時には多くみられました。

 

私も北海道に住んでいますので、地震の影響は少なからず受けました。

飲食を扱う店も現金のみの決済になり現金がない方は買い物が出来ないと言うのは非常に厳しい状況にあったのを実際この目で見ました。

他の方が多くの食料や生活品を買い込む中、買う事が出来ずに呆然とされている方を見た時には利便性を求めた代償を感じました。 

一概に現金を全く持たないと言うのも怖い物だと感じました。

 

「お年玉」も大人から子供へ直接手で渡さなければ、「お年玉」をくれた人への感謝の気持ちやありがたみは薄れてまい、お金の価値観も育む事は出来ないかもしれませんね。

 

 

 

「お年玉」をあげてみて

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私も毎年甥っ子や姪っ子、親戚の子供へお年玉をあげています。

 

会社勤めの人は少しだけゆっくりしたい元旦の朝に手渡しであげています。

 

「朝から元気だな・・・。」なんて思いながらも来る子に渡しているのですが、小さい子から大きい子(大学生)まで皆貰った時に「ありがとう!」と万弁の笑みを浮かべる子から少しはにかみながら笑顔を見せる子。照れ隠しをしながらもきちんと皆、御礼を言って貰っていきます。

 

飛び跳ねて喜びを表してみたり、軽くにやけながら袋を透かして金額を確認しようとしたり、気持ちが伝わってきますね。

 

たまにしか会わない子でもその時限りは色々な話をしたりと人と人との繋がりも感じます。

 

喜ぶ光景を見て渡した私も「良かったな」って思いました。

 

 

 

お年玉はキャッシュレスにすべきか?

お金の大切さや重みを学んで貰うと言う面では私個人はキャッシュレス化にするべきではないと考えます。

 

子供の内から大人と同様のお金の使い方をして、学ぶのも大切かも知れませんが根本的にお金の大切さを知る事の方が重要だと私は思います。

 

小学生の時にお年玉を貰って袋を透かして見る時のドキドキ感って覚えていますか?

 

小学校低学年の時は丸いのが見えないで長方形で袋が軽かったら「やった!」って思いましたね。

 

一喜一憂した記憶が今でも残っているのですが、そんなドキドキ感すら無くなってしまうのは寂しいですね。

 

元々は神様に新年を迎えられた感謝の気持ちを伝えていたのです。

 

親や親戚の人から「お年玉」を直接貰って「ありがとう」と言う。

 

相手が神様から親などに変わっただけで感謝の気持ちを相手に伝える。

 

それだけの行事でもいいのではないかなと私は思います。